中国歴史

さくっと、中国歴史における個人と集団、アイデンティティの在り方

中国人とはどういう意味か?

どんな属性、倫理的、文化的価値観、態度、そして世界観が典型的中国人なのか?

ここで最も重要なのは、

中国人にその典型的なアイデンティティを与えている共通の歴史は何なのか?

 

中国人とくくると、みなが同じように見えるが、

基本的にはそれぞれ個人でアイデンティティはあった。

 

自己意思を持った代表的人物の例

曽 国藩(そうこくはん)Zeng Guofan

秋瑾 (しゅうきん)Qiu Jin

宋 美齢(そう びれい)Soong Meiling

曽 国藩(そうこくはん)Zeng Guofan:

  • 19世紀半ばの儒教の保守派
  • 満州王朝で、公務員試験の最高学位を取得後重要な役目を果たす
  • 太平天国の乱の脅威に対して、故郷の湖南を守るために軍隊を組織
  • 当時の西洋の技術に感銘を受けるが、やはり西洋医学より伝統的中国医学を好んだ

 

秋瑾 (しゅうきん)Qiu Jin:

  • 政府に反対意見を示し、知事を暗殺、32歳で斬首で死去
  • 男性の服装やスタイルで乗馬

 

宋 美齢(そう びれい)Soong Meiling

  • 裕福な中国商人の娘
  • 流暢な英語が話せた
  • キリスト教徒
  • 蒋介石(しょうかいせき Chiang Kai-shek)と結婚
  • 蒋介石死後は台湾の家に住まず、NYに住んだ

 

 

しかしながら、文化的に中国は集団主義なのは否めない。

 

例えば、侵略を試みた西洋は基本的に個人的に思慮し行動するが、

中国は集団主義であった

例えば、

  • 儒教思想
  • 道教思想
  • 中国では集団的意識を高めるため、家族で名前の一部分の漢字を次世代に受け継いでいった。
  • 「家族ごと」に上流階級、下流階級等、格差があった(息子に一人でも上流の要素があれば、その家族は上流に上がれる。そうでなければひたすら下流。)
  • 家族で責任を共有
  • 国家、エリート、そしてその他の庶民
  • 男性は女性よりも上の立場という考え
  • 社会的人間関係の繋がり (官僚制、友人間等)
  • etc.

中国の社会思想では、集団意識(仲のいい友人は家族の一人、等)はいまだに根強いているが、日本と違うのは、特に際立って上下関係が厳しかった。

 

逆に、自身の集団に属していない者は常に危険人物・変質者・疑わしき者として扱われた。

特に少数民族が多く混在する中国では、彼らがしばしば政治的問題になった。

 

首都のある北京の周辺は比較的人が住みやすい地域だったために、人口が多く、それに伴って他の地域との経済格差が生まれた。

そのうえさらに、中国の東から西へ、北と南を真っ二つに割くように伸びた万里の長城が中国の統一を阻んだ。