日常(日本)

何故?子どもが親や祖父母の世話をする?ヤングケアラーという存在

▼代表的なヤングケアラーの定義は以下のようになります。

ヤングケアラー

家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子どもをいいます。

* 障がいや病気のある家族の代わり、買い物・料理・掃除・選択などの家事をしている

* 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている

* 障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている

* 目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている

* 日本語や第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている

* 家計を支えるために労働をしてい、障がいや病気のある家族を助けている

* アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している

* がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている

* 障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている

* 障がいや病気のある家族の入浴やトイレの解除をしている

厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer.html

厚生労働省も仰っているように、

法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども

厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer.html

とされています。

障がいやそれに相応する病気などのケアは、必ずしも肉体的なものだけではなく、鬱などの精神的なものも含まれます。そして、子どものケアなしでは生活が困難となる環境下では、子供はヤングケアラーとしてみなされます。

例えば、アルコール中毒や薬物中毒になってしまった家族の世話をしなければならない子どももまたヤングケアラーとして扱われます。

ヤングケアラーのケアする対象

日本では、親、兄弟、姉妹、祖父母など家族を対象とした記述が多いです。

しかしながら、そもそもヤングケアラーという表現は海外から来ており、国外では血のつながりのある親族間だけではなく、家族同様に過ごしケアしている友達や知り合い等といった対象も含まれています。

海外では

海外ではヤングケアラーは英語でYoung Carerと記されます。

イギリスでは18歳以下で家族の世話をしなければならない子供はヤングケアラーとしてみなされます。

オーストラリアでは成人していても、25歳以下であればヤングケアラーとしてみなされます。

ヤングケアラーは気づかれない事が多い

その子はもしかするとヤングケアラーかもしれない

ヤングケアラーだという事を自ずと気づいている場合もあれば、日常的に常にだれかをケアしているヤングケアラーの場合、本人に自覚がない、もしくはあっても疑問に思わず、空気を吸うように自己犠牲を払って生活をしていることがあります。

周囲の人間がヤングケアラーの存在に気付くことが、最初のまず大きな問題解決の第一歩になるでしょう。

ヤングケアラーである人達の特徴(一例)

  • 遅刻が多い
  • 欠席が多い
  • 理由や説明がグレー、不明点が多い
  • 宿題・課題提出が遅い、もしくは不完全か提出がない
  • よく疲労している
  • イライラしていたり、情緒が不安定であることが多い
  • 孤立しがちである
  • 家族の事を話したがらない
  • 特定のトピックで話したがらない

もしあなたがヤングケアラーであるなら

ここ日本は高齢化社会であり、隠れヤングケアラーは想像以上に多く存在すると言われています。

親が手伝ってくれない、でも祖父母の介護を頼まれる、、、だから勉強ができない…。

そういったケースもヤングケアラーです。

あなたの人生はあなただけのもの。

TwitterなんかのSNSでも仲間を探したり、はけ口にする事も可能ですが、政府が設けた相談所ダイヤルもいくつかあるので、辛い場合は相談してみてください。

  • 児童相談所相談専用ダイヤル

 児童相談所は、都道府県、指定都市等が設置する機関。子どもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。
 電話番号:0570-783-189(なやみいちはやく)
 受付時間:24時間受付(年中無休) ※通話料はかかります

  • 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)

 子供のSOS全般について、夜間・休日を含めて24時間いつでも相談できます。都道府県及び指定都市教育委員会などによって運営されている全国共通のダイヤル。
 電話番号:0120-0-78310(なやみいおう)
 受付時間:24時間受付(年中無休) ※通話料無料

  • 子どもの人権110番(法務省)

 「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話。
 電話番号:0120-007-110
      IP電話の場合はこちらから
 受付時間:平日8:30~17:15 ※通話料無料
      土・日・祝日・年末年始は休み