まだまだ途上国ここマレーシアでは、日本ではまずありえない断水が私生活に支障きたすほどかなり頻繁に起こる事があります。
そしてこれは、故意に行われる点検であったり、突然のトラブルによる断水であったりします。
過去にあった事例としては、
- 定期的な計画断水
- 工場からの汚染が流された為(常習)
- 水から汚染物質が発見された為
などがあります。
今回はこのマレーシアの断水について、実際に断水されてしまった経験も交えてまとめてみました。
断水のパターン
- 定期点検による断水
- 突然のトラブルによる断水
筆者の体験談
- コンドミニアム1(計画断水期間中に断水しなかった新しめコンドミニアム)
- コンドミニアム2(水質汚染の為急遽断水により断水した古いコンドミニアム)
お店で水を買う
対策として辿り着いた案
目安としてどの程度水があればよいのか
談
定期点検による断水
定期的な計画断水だと、何日か前から利用しているコンドミニアムのエレベーター内や案内掲示板等に、
「〇月×日から断水があるので準備してくださいね~」
「注意してくださいね~」
という前もってマレー語もしくは英語で書かれた張り紙が貼られます。
(計画断水が一番親切なパターンです)
突然のトラブルによる断水
しかし、突然のトラブルによる断水だと、
「〇月×日から□□□の理由で断水しました」と突然張り紙が出現します。
明日から、もしくは本日から、などという日時に関しては突然なのでケースバイケースです。
こういった場合かなり不可抗力で、いつその張り紙に気づくか?!が鍵になります。
気づくのが遅いと、水の争奪戦に出遅れることになるので、住んで居る場所で本当に水がなくなってしまった時にはすごく辛い目に遭います。
筆者の体験談
この記事をかいている筆者は、比較的安いコンドミニアムを2カ所住みました。
その中で、1年もしないマレーシア滞在でしたが、計画断水も、突然の断水も経験しています。(ローカルでは今のところ、20代~30代中心にここ20年間の中で最も多い断水時期(水不足)だったと言われています。)
その中での体験を綴っていきたいと思います。(参考になるでしょうか?)
コンドミニアム 1 (比較的新しい)
建設完了時期:2010年(築10年ほどでした)
※クアラルンプール辺りでいう築10年は意外と古めです。というのも、機能的に足りてない部分が多く、2010年あたりにたてられたような建物でも、エレベーターが故障したり、一時的に落ちたり、なんてことも多々あります。
ちなみにこのコンドミニアムは結構な頻度でエレベーターもメンテナンスが必要で、結構な頻度でエレベーターが故障していました。
外装:比較的色味は綺麗なコンドミニアムでしたが、屋根や壁は水で腐って落ちて居たり、屋上から水漏れをして数か月プールが使えないなんてこともあったようなコンドミニアムでした。
コンドミニアム 2 (比較的古い方)
建設完了時期:2002年(築18年ほど)
外装:見た目は貞子に出てきてもおかしくないような、ベージュはグレー、白は薄いグレーのようなベージュのような色味になってしまっている、かなり古めの見た目のコンドミニアム。
システムエラーによりアクセスカードがしばらく発行できない時期もあるような場所でした。
比較:見た目はだいぶ変わってきますが、基本的に住む分には十分で、機能的には前述に記載した「コンドミニアム2」と対して変わりません。
お店で水を買う
飲み水が必要であれば速攻購入することをおすすめします。
その他個人の好みによって異なりますが、筆者の様に多少塩素の匂いのきつい水になってしまっている水道水、もしくは若干茶色くなってしまった水道水でも2-3日だけであれば平気で浴びれちゃうぞ☆という方はそこまで大量に買い込む必要はないでしょう。
筆者の場合、5日間の断水が決定した時には、1.5Lの飲み水を3本とりあえず買いました(一応多めですが、会社から飲み水をウォーターサーバーから貰って帰ることができたので正直1本で足りました)。
ローカルの人でも、1.5Lのペットボトルのセットを1箱箱買いするのを多くみかけます。長期滞在する方であれば、そういった対策が一番ベストだとは思います。
(私はケチなのでしませんでした><)
対策として辿り着いた案
2カ所のコンドミニアムに住んで、1か所では計画断水、そしてもう1カ所では突然の断水(不可抗力)を体験した先に筆者がたどり着いた案が以下の通りです。
計画断水の場合:
とりあえず部屋に水を溜めれるだけ溜める
突然の断水の場合:
自分が知らないうちに勝手に水が止まってしまうので、これはもっと前から危機感を持って対策が必要だなと感じました。
(マレーシアでは電柱の下周りに水の入った2Lペットボトルが置いてあるなんてことないですから…苦笑)
知恵としてあるといいなと思ったのはこんな感じ:
- コンドミニアムのG階(日本でいう1階)にある蛇口の場所を見つけ出しておく
- コンドミニアムの公共トイレの場所を確認しておく
- コンドミニアム周辺の水が利用できる場所を確認しておく
- プールの周りに水道が出る場所がないか確認しておく(→意外と断水した時に機能している可能性がある為)
- 空のペットボトル、バケツくらいはあって損はない(→筆者は引越しが非常に多い生活を送ってきたため、1.5Lペットボトルをコップの様に使ったりすることがあるためたまたま家にたくさんありました)
目安としてどの程度水があればよいのか
筆者は女なので、女性を基準に目安を書いていきますね。
女性一人分の場合:
朝: 仕事の前に、洗顔料で顔を洗うというのであれば『多いな~?!』と思うかもしれませんが2Lの水は欲しいです。
夜: お風呂に入るのであれば、シャンプー、コンディショナー、洗顔、軽く体を洗う程度で7Lくらい使います。
➡ 故に飲まない水だけで1日10Lは最低でも絶対準備しましょう。
(10Lは1.5Lのペットボトル4本。翌日に水を調達する場所さえ確保していれば1週間くらいなら忍耐力があれば生きていけるでしょう。)
また、忘れないでほしいのは、上記のほか、飲むための水も必要です。
これは個人の匙加減になりますが、多ければ多いほどいいとは思います。
(※断水中、トイレも機能しませんので、飲み過ぎた後のトイレ使用の事も念の為考えてくださいね~~!!@@)
こちらの記事はあくまで個人が個人で生き抜くための方法です。
断水の時に頼れる会社の同僚や友人がいれば、お互い助け合って生きていけるかもしれませんね。(お互いのコンドミニアムが断水してる事は忘れないでくださいね☆彡)
以上、マレーシアにおける断水のお話でした。
参考になれば幸いです。