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カリフォルニアはなぜ山火事が多い?本当の原因は?人災か自然火災か…。

毎年山火事が起きるアメリカですが、どうして火事が起きるのか、きになると思います。

人災であれば防げば良い、ただそれだけの話なのですが、真夏になると50度を超える地域もあるアメリカです。そうそう一筋縄ではいきません。

 

そんなわけで今回はアメリカの山火事についてまとめてみました。

 

目次

 

発火の種類

  • 人的発火
  • 自然発火
    • 落雷
    • 火山噴火
    • 飛び火
    • 異常な気温上昇
    • 強力な風力

火災による影響

  • 動物の死
  • 森林の減少

 

 

 

発火の種類

人による火災

これは言わずもがな人の後始末の不十分さから山火事になります。

主にあるものとして

  • たばこ
  • たき火
  • 放火
  • 農耕での焼き畑作業

などの主な理由で火災になっている事が多々あります。

これに関しては個人が気を付け、確実に水を浴びせて全て消し去るという作業が必要となります。

 

自然発火

日本ではほとんど起こらない現象なのでなかなか想像のつかないものですが、日本でもありがちなのは、

  • 落雷
  • 火山噴火
  • 飛び火

などです。

 

アメリカのような国になると、これ以外の原因もあります。

  • 異常な気温の上昇

 

そう、ただただ気温が高すぎるということで発火するのです。

それはカリフォルニア等は砂漠地帯ということもあり、森林が非常に乾燥しています。こうした環境の中で異常なほどの気温の上昇(35度以上をうろつくと可能性がかなり高まります)

 

そうした中で

  • 強風

が吹くとどうなるかというと、森林が人間が手をこすりあわせるように摩擦を始めます。

そうすると最終的には熱を帯びて発火する、という形となります。

キャンプでいう火をつける作業と同じですね。

 

 

上記のような火災が原因で起きることとは…

火災による影響

動物の死

大きな哺乳類は体が大きいことから、比較的、全体とはいえませんが、逃げる余裕は「少なくとも比較的は」あります。

ただ、一番顕著にダメージをくらうのは煙でアウトになってしまう鳥類です。

インコ等を飼育したことのある方ならご存知だと思うのですが、鳥は煙がダメな生き物です。

 

こういった事例は毎度あり、直近でいえば2020年9月時点で史上最大の火災とよばれたアメリカの山火事でみつかっただけでも数十万匹の鳥が亡くなったと言われています。みつかっていない、既に消失してしまった子もいることを含めればかなりの数になることでしょう。

 

この時には山火事を察知した鳥達は山火事が近くにくる以前から非難を始めていたそうですが、ツバメのような鳥は特に長期的に餌をたべて脂肪をたくわえてから海をわたるということをしているので、9月の時点で脂肪を蓄えられずに強制的に逃げざるを得なかったツバメ達は避難の途中で力つき亡くなったとのことです。

 

煙が直接的な原因でなくても、やはり山火事の影響は多大といえます。

 

森林の減少

人間もそうですが、それぞれの木にも寿命があります。

この100年以上生きられる木もあれば、そうでない木もあります。

そういった観点から見ると、タイミングによってはこれから生き延びるはずだった木々が火災により消失し、毎年のように火災があればその種の木が絶滅してしまう可能性もあるのです。

 

これらの火災はどうしておきるかというと、

元々カリフォルニアでの山火事をおさえる行動が火災に繋がったというのです。

 

一言でいうと

 

砂漠地帯 + 強風の摩擦 

 

であるカリフォルニアの山に、生きている木の他、発火できる枯葉もたくさんあるのです。

 

水分を多く含んだ木でも確かに発火させようと思えば発火できますが、カラッカラに乾いた葉っぱよりは発火しにくいです。

 

しかしカラッカラに乾いた葉っぱがあると簡単に発火原因になり山火事になってしまっているのがカリフォルニアなのです。

 

砂漠地帯 + 強風の摩擦 + カラッカラに乾いた枯葉

 

研究者によるとこれを防ぐには定期的な野焼きで、枯葉を消滅させる事が必要になるようですが、これもまた、森林や動物などの生命体の事を考えるとなかなか実行にもリスクがあり、公式的に認められる状況に至っていないのです。

 

反対意見として、一度発火してしまえば山火事はたちまち燃え広がるので、枯れた葉があろうがなかろうか関係ないという意見もあるようですが、実際のところ、発火しやすいものがあるかないかによって拡大のスピードや範囲が異なることは間違いないでしょう。

 

 

 

カリフォルニアの山火事はまだまだ改善の余地があるので、一刻も早く対処をし、人間だけでなく動物も安全に過ごせる環境が来てほしいと切に願っています。

 

 

 

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

参考になれば幸いです。