じぇるぴこが勝手に
Paul Collierの本第一章(Chapter 1)ざっくりまとめてみました。
(本件では著作権法に従い、具体的な内容に興味のある方には、直接
書物Bottom Billionに目を通して頂くようにお願いしています)
以下、この本が出版されたのが2007年なので、
以前の(少し古めの)ミレニウム開発目標や出来事、情報が出てきます。
* * *
第三世界の規模は縮小している。
国際連合によって掲げられているミレニウム開発目標
(★貧困層のありとあらゆる困難な環境を改善する為に掲げられた。)
➡ 50億人の人間が極貧から抜け出したが、10億人はまだ残っている。
これをPaul Collierは the Bottom Billionと呼ぶ。
彼はこのBottom Billionと呼ばれる極貧層はあるトラップにかかっている、と言及している。
4種類:
- 争いのトラップ
- 天然資源のトラップ
- 悪影響の国が近隣にある内陸国のトラップ
- 政治体制が悪い小規模国のトラップ
★Bottom Billionとは
基本的に平均寿命が50歳前後の国民(を持つ国)を指す。
これはよく言及されるが、5歳以下の幼児らの死亡率が非常に高い:14%。子供らの長期にわたる栄養失調率は36%にのぼる。
(他の途上国は少なくとも平均寿命は65歳から70歳近く、5歳以下の死亡率は約4%、そして栄養失調は約20%)
★このBottom Billionに当てはまる国の例:
ハイチ、ボリビア、ラオス、ランボジア、北朝鮮等。
Paul Collierは最後にまとめて言及した:
20世紀の主な問題は、病気、独裁主義、共産主義であり、
21世紀はもっと改善できる。
* * *
第一章で導入部分なので、元からまとまった情報をさらにまとめてる形になります。
Paul Collierは、第一章で、極貧層が、他の徐々に改善している貧困国と、どういった違いをもってして這い上がれないのかを説明しています。
上記では紹介しませんでしたが、ジェフリーサックスのアイデアも用いて解説しています。